たまベジ散歩

茨城の田舎生活 ~農業初心者の体験記録~

群馬2城めぐり② 金山城

金山城跡ガイダンス施設

 前日、箕輪城を登城。

 今日は、太田市にある金山城へ。

 

 まず、「ガイダンス施設」で、200円の「攻略本」を買う。

隈研吾さん設計の「ガイダンス施設」(左)

  写真右のような、立て札発見。

 「山頂往復90分」だと!?

  うわぁ、けっこうな登山だなぁ。(゚Д゚)

 

 

立派なガイドブックだ(左)

 写真右の窓口で、ガイドブックを買う時に教わった。

 城の入り口はここではない、と。  

 なに~!(゚Д゚)

 

ここから、物見台まで、車で行きそこから登城なんだって!

 

 ふぅ~。良かった~。

 知らなかったら、ここから歩く所だったよ。

 

金山城物見台

 物見台に車を駐めた。

 

物見台からの景色。眺めが良い。

 ここを、下から攻めてくる武士たちは、大変だったろう。

 

ガイドブックは詳しい。

 今回は、ガイドさんがいなくて、このガイドブックが頼り。

 

わかりやすい、絵と写真と説明!

 しかし!

 それが現実の場所だと、どこなのかがわからない。😓

 

 まさに、不落の城」!

 

武士(もののふ)になりきって歩いてみた!

狭い山道を上っていく

 

2本の堀切が行く手を阻む。

 

 そこを、無事進んでも・・

 

待ち伏せされて、攻撃される!

 

 たとえ、そこを突破したとしても・・・

まだまだ、敵の攻撃が続く。

 

木橋の幅が狭く、一列になるしかない。

 ここで、また、狙い撃ちされる~。

 

 

トラップ(行き止まり)と思われる場所もある。

 間違えて突っ込んで行ったら、谷底に落ちてしまうだろう。

 

 

ようやく金山城の中枢部へ

 数々の攻撃を受けながら、ようやく、中枢部へたどり着いた(気がする)。

月の池(右)

 こんな高い位置に水があることは、長く籠城できることを示している。

 

 

 いや、まだ安心するのは、早かった

 

敵からは丸見えで、攻撃される!

 

 

あぁっ、行き止まりか?

 

 いや、右に曲がると・・・・

かまど小屋がある

 

月ノ池よりはるかに大きい日の池と、井戸がある

 ようやく、本丸か?

でも、ここが本丸ではないんですよ。

 ここは、(現在)市民がハイキングする時の、ゴール地点。

 (お弁当を食べている人々がたくさんいました。)

 

めでたく、ここでスタンプゲット!

 

金山城の歴史 

 築城されたのは、1469年。

 築城したのは、岩松家純という、源氏の流れを組む、新田家の血筋

 

 築城した岩松家は、やがて由良家となる。

 

 由良氏は、上杉武田から攻撃を受けたり、織田支配下になったり、北条支配下になったりする。

 

 その北条が、豊臣秀吉の小田原合戦により滅ぼされ、

 由良氏は、最終的に、常陸国牛久へ転封金山城が廃城になる。

(1590年)

 

 えっ、これって、関ヶ原の戦いの前の話ですよ。

 それにしては堅固な城

 

まだ、本丸ではない 

 なにしろ、1590年に廃城になってからずっと埋没してたのです。

 平成7年にやっと、整備が始まったのです。

 まだ復元整備されていないところが、たくさんあります。

「ここが本丸」と立て札。ベンチがあるだけ。(*^o^*)

 

新田神社

推定樹齢800年といわれるケヤキ
このケヤキ上の方に、新田神社があります。

 

 さらに、この神社の周りを一周してみると・・・

二の丸があった場所。

 

神社北側の、残存石垣

 まだまだ、発掘調査中、という感じでした。

 

 あとは、ひたすら、歩いて戻り・・・

 

登城出発点だった「物見台」に戻ってきました。

 ここを出発してから、1時間半のコースでした!

 

群馬と茨城のご縁

ガイドブックに載っていた写真

 なんと、群馬県から、筑波山が見えるんですね。


 金山城の最後の城主だった由良氏は、この筑波山の向こうの牛久の城主となったのですねぇ。

 

 今日はこの辺で。

 最後までおつきあいくださり、ありがとうございました。<(_ _)>