たまベジ散歩

茨城の田舎生活 ~農業初心者の体験記録~

静岡県2城めぐり その1 駿府城

家康ブーム

 5月25日、駿府城に行きました。

 

 駿府城、いや、静岡県が、今、大河ドラマのブームに乗っています。

(すると、名古屋に住む友人は、「愛知県も、盛り上がってるよ!」と言ってました。)

 

ガイドさんと、東御門前で待ち合わせ

 友人6人も参加することとなり、全部で7人のグループ。

同い年だったガイドのIさん。

 ガイドのIさんのさばきがうまい。

 

 7人のグループですから、会うなり、

「トイレ行きたい。」「荷物をあずけたい。」と要求がバラバラ。

 

 それを、即座に解決していきます。

 

静岡市歴史博物館に入りました。

 ここに入れば、トイレもある、ロッカーもある、そして、待っている人は、見学できるスペースも!

 

 

 この博物館は、今年の1月にオープンしたばかり。(大河ドラマに合わせたのか?)

 

 入館料を払わなくても、これだけは、タダで見られます。↓ ↓ ↓

この遺構を、下まで降りて、見ることができる。

 これは、この博物館の設が始まったら見つかった、400年前の道。

 

 戦国末期の遺構を、そのまま、博物館の1階に取り込んだとのことです。

 

 時間の関係上、この博物館の中(2階・3階)には入らず、駿府城に向かいます。

 

 

巽(たつみ)櫓(やぐら)

 お堀をはさんで、博物館の反対側にある巽櫓。

駿府城内で、一番お城っぽい。

 

東御門(中央の橋があるところ)と一体となり、御門周辺を警護する。

 

復元の立派な御門をくぐり、中へ入りました。

 

 

 駿府城には、外堀・中堀・内堀と3重の掘があります。

 

これが、一番内側の、本丸を取り囲んでいた内堀、「本丸掘」

 

紅葉山庭園

 四季の花が咲き、池も山も、散歩道もある、よく管理されている庭園です。 

真ん中は富士山をイメージしています。

 

アップにしました。

 

お茶休憩

 (城めぐりのあとは、ランチに行く予定があるので)お茶休憩を早めにとりました。(^▽^)

 

茶室は、紅葉山庭園の中にあります。

 

抹茶をいただきました。

 

富士山に上って、逆から見ました。

 奥の、背の高いビルは、静岡県です。

 

 お城めぐりの最後、ここ(県庁21階展望ロビー)に、行きます。

 

徳川家康

 家康は、少年時代と、五カ国領主時代・大御所時代の3回駿府にいました。

 計25年間。

 

大御所時代の家康像が、本丸跡にあります。

 家康公は、鷹狩りがお好きということで、鷹を手にしています。

 

 

駅にも、2つ家康像がありますよ

 と、ガイドのIさんに教わり、翌日撮ってきました。

駅の北です。少年期の家康今川義元と一緒に。

 

 でも、もう一つの像が見つからなかったんです。

 

 友人に、送ってもらった写真がこれ。↓

やっぱり、駅の北口にあった、というのですが、どこにあったんだろう??

 

 よく見たら、ありましたよ。(写り込んでいた。)

今川義元の右に!!!

 この(今川義元の右に写り込んでいる小さな)家康は、五カ国領主時代の家康です。

 

 だから、3つある家康の像は、3回駿府にいた時の、それぞれの家康像、ということになります。

 

 はい、お城めぐりに戻ります。

 

家康公お手植えのみかんの木もあります。

 毎年、実をつけて、市民に配られるとか。

 

 

天守台跡

残念ながら、お城は残っていません。

 

 火事があり、それ以来、復元されていないのです。

 

 なぜ、復元されていないのか。

 

 設計図が、見つからないのだそうです。

 

 どこを探しても、他のお城や、遠くはバチカンまで探したそうですが、無いそうです。

 

 

 

 天守台が無くても、ガイドさんの力で、お城の魅力は倍増します。

 

家康が建てた城を、この位置から見ると・・・

 

富士山と、肩を並べるくらいの大きな城だと、思わせる効果。

 

 あいにく、この日は、富士山は見えなかったのですが。(^0^;)

 

 

天守台跡地に、赤と緑の三角コーンが置いてあります。

 

 家康が駿府にいたのは3回と書きましたが、

 そのうち、少年時代をのぞき、2回、駿府城を建てました。 

 

一度、赤の点線の城を作り、大御所時代に、もう一度、大きく城を建て直したのです。

 

 家康は、東海道のルートも、一部変えました、旧道から新道に。

 

 富士山と、肩を並べる駿府城を演出するために。

 

 つまり、東海道を通る人々が、城を見て、

「いやぁ、駿府城、すごいなぁあんな城を作るんだから、敵にしたら怖い。」と思わせるために。

 

 家康、演出家ですね。

 

 

石垣もよく見える

 

 発掘現場では、石垣の違いも、よくわかります。

奥(赤)の、最初の城は、野面積みの小さな石ですが、
手前(緑)は、大御所時代。大きな打ち込みハギの石垣です。

 

石垣の石も、よくわかります。

これが、石垣の前面。よく見られる側です。

 

 でも、その奥が深い。

こんなに奥行きが長いのです。

 

 石垣は、私たちは表面しか見えませんが、こんなに、奥深いのです。

 

100名城スタンプ

 東御門でも設置されているのですが、・・・・

 

坤櫓(ひつじやぐら)で押しました。

 

日本100名城巡り 68城目  2023年5月25 日登城

 スタンプの絵柄は、巽櫓(たつみやぐら)です。

 

 

上から復習

 

最後に、県庁21階の展望ロビーに行きました。

 

上から、先ほど歩いた駿府城公園を確認

 

本当は、このように、富士山が見えるはず。

 この日は・・・

 

うっすら見えるの、わっかるかな~?

 ガイドのIさんは、最後まで、(私たちが、お迎えの車に乗るまで)しっかり見送ってくれました。

 

 初めて、お城のガイドツアーに参加した友人からは、

ガイドツアーって、何倍も楽しめるんだね♪ 良いお勉強ができました。」

 と、大変好評でした。

 

 大変長くなりました。

 

 2000字を超える記事を、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。<(_ _)>