たまベジ散歩

茨城の田舎生活 ~農業3年目 来年は営農を目指して~

90歳ばあちゃんの草取りはスゴイ ~執念の鍬とスコップ~

ばあちゃんは、草取りの時、どの用具を使っているのだろう?

 ばあちゃんは、私の速度のほぼ2倍のスピードで、草を抜いていきます。

 

 杖かシルバーカーを使って歩く、要支援1のばあちゃんが、なぜこんなに速いんだろう?

 

1 スギナ取りの場合

草取りのポーズ しゃがまない

 ばあちゃんの草取りは、腰の位置が高いですね。

 速さの秘訣は、その姿勢でしょうか?

 

 いや、姿勢というより、用具です!

 手に持っている道具は、なんと、鍬(くわ)です!

 

 畝(うね)作りでも見事な鍬さばきを見せたばあちゃん、スギナとりにも鍬を使うんです!

 

 スギナが生えている地面を、鍬で一撃掘り起こし、地下茎ごと一蓮托生、スギナを芋づる式に逮捕していくのです!

 

 私のように、スギナを、ちまちまと1本ずつ引き抜いて、スギナの金銀銅~なんて言ってる場合ではないのです。(反省)

この先の、太い地下茎をとらねば、スギナ地獄は終わらない

2 シノンボウの場合

 「しのんぼう」ってわかりますか?

 私も、こちらへ来るまで、聞いたことのない言葉でしたけど、これです。

最初は左のように現れ、すぐに右のようになる

 普通、何て言いますかね?

 ササ? シノ?

 この辺では、「シノンボウ」って言ってるようです。

 「篠の棒」?「篠の坊」でしょうかね?

 

 こいつが、畑の真ん中に出てきたりするんですよ。

 笹藪(ささやぶ)と、地下茎でつながってますからね。

 

ばあちゃんが、何かを掘っている(左) シノンボウだ!(右)

 右の写真、真ん中に、緑の芽があるでしょう。ばあちゃんは、これを見つけた。

 その下には根っこがある、根っこごと引き抜こうとしたら、途中で折れてしまった!

ばあちゃん、スコップで掘り続ける!

 真ん中あたりに、地中へ向かう白い縦の線があるのわかりますか?

 これ、シノンボウの根です。

 

 この先に、太い根っこがあるのですが、下手にザクッとやってしまうと、その根っこを斬ってしまい、地下茎ごと芋づる式に、ができなくなるのです。

 

 だから、慎重に、かつ大胆に、ばあちゃんは掘り起こしていたのです。

 

根っこは、トタンの壁の向こうに続いていました

 暑い中、ここまで掘ったが、ここで万事休す。

 お昼のサイレンがなり、休憩です。🍵 

  

 午後、穴を埋めようと、戻ってみてびっくり。

すでに大きな穴は埋められ、お花(の球根)が植えられていました🌷

 

 ばあちゃん、恐るべし! 👏