初めて、帯状疱疹が顔にできたのは、5年前のこと。
5年前に、帯状疱疹になったことがある。
顔に赤いぶつぶつができた。目の上から鼻にかけて。
私はいつもの「アトピー性皮膚炎」と思って、処方されているプロトピック軟膏をつけていた。
が、その薬をつければつけるほど、痛くなった。そして、広がってきた。
たまたまゴールデンウィークに重なり、医者に行くのが遅くなった。
連休明けに皮膚科に行き、診断の結果は、「帯状疱疹」だったのだ。
帯状疱疹って顔にできるんだ、とびっくりした。
医者には、「どうしてこうなるまで放っておいたの。失明するところでしたよ。」と言われた。
毎日注射通いをした。2週間くらいかかったと思う。完全に治さないと、またかかるから、と言われたので。
完全に治したから、再発はしないものと思っていた。
あっ、保険証がないんだった!
日曜日。あれ?目と目の間が赤いな、と感じた。
月曜日。ぽつぽつができた。やだな。広がってきた。
火曜日。もしかしたら、帯状疱疹かも。5年前と同じ場所だから。
だが、そのとき、私は気づいた。退職して、新しい保険証を取得の手続きをしている最中で、新しいのが届くのに、3週間くらいかかると言ってたっけ。
そして、保険証が届くまでの間に病院にかかったら、自腹を切って全額支払うんだった!
いや、3週間なんかまってられない。5年前はそうやって治療が遅くなったために、お岩さんみたいになっちゃって、大変だったんだから!
保険証が届いたら、返金されるとも書いてあったので、火曜日に、ネットで検索した「帯状疱疹にくわしい医師」として紹介されている市内の外科に行ってみた。
お岩さんは帯状疱疹だった!?
外科の先生は、私の、水疱が2つ、しかもつぶれているのを見て、「本当に帯状疱疹だろうか」と疑っていたようである。
だが、私がスマホに入っていた5年前の写真を見せると、納得して、「場所が同じですね。帯状疱疹の可能性が高いです。」と言って、血液検査をして、薬の処方箋を書いてくれた。
「5年前はひどくなっちゃって、お岩さんみたいになったから、今回は早く来たんです。」と言うと、先生は、
「お岩さんは、帯状疱疹だったんですよ、本当に。それから、昔のひょっとこは、顔面神経麻痺。福助を知っているかな、福助は水頭症。」
なるほど、昔は病気だなんてわからなかったから、いろいろな伝説やら物語ができたんだな。
こぶとりじいさんなんかも、その類いだろう。
このような薬をいただいた。1回二包、一日3回服用。5日分いただいた。
コロナワクチンとの関係性
友人に、LINEで「人生2回目の帯状疱疹になっちゃった、全然痛くないけど、顔だからいやだー」と伝えると、次のような、ネットニュース記事を送ってくれた。
(前略)大塚主任教授は新型コロナワクチンと帯状ほう疹の直接的な関係は分かっていないとしたうえで、接種後は注意が必要と話します。
近畿大学医学部皮膚科学教室 大塚篤司 主任教授
コロナワクチンを打ったことによって、イメージとして、脊髄のところにいた免疫が駆り出されて、ほかの免疫のところに働いたために、ヘルペスが増えやすくなったというのは論文等でいわれています。 多いところの報告だと、コロナワクチン接種者の10%くらいの人にヘルペスウイルスの活性化があったという報告もあります。 (以下省略)」
確かに、3月に、唇にヘルペスもできた!
薬を塗ったら、すぐ治ったけど。
これはコロナワクチン3回目を接種したせいか!
木曜日に外科の先生に診てもらった時に、話してみた。
「なんだか、新聞でみたんですけど、コロナワクチン3回目と、帯状疱疹が関係あるんじゃないかって。」
「ほう。いつコロナワクチンうったんですか?」
「えっと、だいぶ前です。(手帳を見ながら)1月27日。」
「・・・・・」
だいぶ間があいているから、先生は関係あるかもしれないし、ないかもしれない、と言っていた。
コロナワクチンと関係あるかないかわからないが、人生2度目の帯状疱疹は、とても軽く終わりそうだ。
退職して、自由になって、ストレスがない生活になったはずなのに、帯状疱疹になるなんておかしな、と思ったが、これはきっとコロナワクチンのせいなんだな。
ちなみに、全額自腹を切って支払った治療費と薬代は、合わせて2万円もしませんでした。(^▽^)