たまベジ散歩

茨城の田舎生活 ~農業初心者の体験記録~

広島県2城めぐり その1 福山城

ばあちゃんが、「元気なうちに、行ってこい」と。

 せっかく旅行支援があるのだから、広島県に3つある「日本100名城」のうち、2城を訪問する旅行を計画しました。

 

 実は、私の実母は福山市出身

 しかも、昔は福山城のすぐ近くにあったという学校卒。

 

 でも、私は、一度も行ったことがありません。

 

 できれば、実母と一緒に行きたかったけれど、要介護3で車椅子では無理。

 

 ばあちゃんに相談したら、背中を押してくれました。

 「私が元気なうち。(^▽^)と。

 

 

築城400年の福山城

 今年は、水野勝成福山城を築城して、ちょうど400年

初代藩主水野勝成、なかなかいい男

 水野勝成の人生は、実に破天荒

 抜粋しますと・・・

 

 織田信長の家臣に使える父と共に、16歳で参戦。初陣でありながら、15もの敵の首をうちとり、信長から絶賛される。

 

 が、21歳で、父の忠臣を斬り殺し、父から勘当、各地を放浪。

 

 だが、徳川家康のイトコであることから、譜代大名として、備後10万石を与えられた。

10万石の城にしては、相当立派です。家康のイトコという肩書きが物を言う。

 

 リフォーム(耐震化)がちょうど終わり、館内は、子供も楽しめるようになっています。

白いカードに、6カ所のスタンプを押して行くと、絵が完成

 「プレバト」の、消しゴムアートみたいな感じ。

 

 他にも・・・

馬に乗ったり、銃を撃ったり。

 いやぁ、60代のいい大人が、楽しんできました。(^▽^)

 

 

天守北側鉄板張

 天守北側の防御が弱いので、鉄板が貼られている

日本のお城では、福山城だけ

 

六角形の狭間(さま)も珍しい。

 

 

 福山が空襲にあったのが昭和20年8月8日。

 国宝に指定されていた天守もすべて消失

 

この伏見櫓だけが、奇跡的に、戦禍を逃れた

 

石垣のあちこちに、焼夷弾の被害の跡が見られる。

 

ボランティアガイドのKさんが、お城のこと、現在の福山のことを、ていねいに説明してくれました。

 ガイドのKさんは、戦後生まれ。

 福山城が再建された昭和41年に、成人式を、この福山城で行ったのですって。

 

天守閣から見下ろす。正面は、福山駅

 ・・・この、卵みたいなのは、なんだかわかりますか?

 

チームラボの「光の祭」

 私たちは、夜も楽しみにしていました。

 チームラボプロジェクションマッピング「光の祭」が12月2日から始まったばかり。

ライトアップだけでもスゴいのに・・・

 チームラボが、夜の城を、光と音で演出してくれます。

 

卵や松が、色を変え、幻想的な風景。

 

 さらに・・・

 

お城の壁面に、いろいろな動物たちが行き交う

 

 ただ、私たちは満足できませんでした。

 

 なぜかというと、4年前に、高知城でも「光の祭」を見ました。

 その時は、城内に入れて、襖等にもプロジェクションマッピングが映し出されたのです。

 

 「な~んだ。城には入れないのか。」

 

 ちょっとがっかりして、帰ろうとしたその時・・

 

長い石垣を利用して、鳥獣戯画の行列が。

 カエルは、ちょっと気持ち悪い(失礼!)けれど、ウサギはぴょんぴょんはねて、かわいい行進でした。(^▽^)

 

 そして・・・

 

自分の描いた顔の武士が、動き、タッチするとセリフを言う。

 これぞ、チームラボの真骨頂ですね。

 

子供たちは大喜びです。

 他にも、いくつか参加型のコーナーが設けられていました。

 

 福山城、昼も夜も、大満足でした。

 

福山市の花は「バラ」 今年「バラ祭」が開かれたのだそうです。

 

 

  

日本100名城めぐり61城目。2022年12月4日登城。