県民オペラ
今日は、ザヒロサワシティ会館(旧県民文化センター)に行きました。
同い年の友人が、ソプラノのソリストとして出演したんですよ。
このコンサートを見て(聴いて)、とても感動しました。
というのは、「県民」ですから、ふだんは別の職業をやっている人たちが、この日のために、練習を重ねた発表会のわけですね。
ソプラノとして歌を披露した私の友人も、定年後も仕事をしながら、介護をしながら、また主婦として家庭を築きながら、オペラの歌を披露したのです。
78歳のバリトン
だいたい、オペラというと、イタリア語なんでしょうか?
前半は、ソプラノやバリトンの方達のソロやデュエットの歌を聴きました。
その中で、あれ? 日本語? という歌がありました。
歌詞を聞いていると、
♫ おうい くもよ
ゆうゆうと
ばかに のんきそうじゃ ないか
これは、聞いたことあるぞ。
そう、山村暮鳥の「雲」に、旋律がつけられているのです。
プログラムの、歌っている方の紹介を見ますと、
なんと、78歳の方。
そして、歌は11年前に友人からの勧めで始めた、と。
(゚Д゚) なんと、歌を練習し始めたのは、67歳の頃!?
他のソリストの方達は、ほとんど、「○○音楽大学声楽科卒」などの経歴が書かれている中、
「おだてられ俄然木に登る 今日も歌う78歳」と。(゚ロ゚)
年齢は、自分で決める
もう60だから、とか、70だから、とか、自分で線を引いてはいけないと、私は思いました。
この方は、67歳から練習を始め、大きなステージでソロで歌を披露できるのです。
しかも、後半のオペラ(オペレッタ)の部分では、ちゃんと、というか茨城弁のセリフを言って、観客を笑わせる演技を披露したんですよ。
すっごい、存在感のある演技!!!♡
とても勇気づけられました。
自分も、何かやりたいと思った時に、もう年だから、とか、からだが動かない、などと言ってはいけない、と思いました。
もう一人・・・
県民オペラの中に、一人とびきり若い男性がいました。
バリトンのソロで歌ったあと、オペラでは重要な役をこなしました。
この方は、何と、「茨城大学3年在学中」
えぇっ!現役の大学生かい!
さすが、県民オペラ!
今日は、芸術に触れて、人生を考える、良い機会となりました。
「自分の年齢は自分で決める」