たまベジ散歩

茨城の田舎生活 ~農業初心者の体験記録~

ばあちゃんの悩み 夕方出した結論は? 「悩み考えること」は認知症を予防する。

紫蘇畑

 昨日の夕方、ばあちゃんが青じそを移植した。

 が、どこへ植えたのかまでは見届けなかったので、今朝探してみた。

 

 あぁ、ここか。

あれ?赤い紫蘇だけ?青じそはどこ?

 青じそをどこへ移植したんだろう?

 そう言えば、夫が言っていた。

「あんな土手の際(きわ)に植えたら、刈払機で、草と一緒に刈っちまうよ。もっと畑の中に移植すればいいのに。」

 

 土手になっている所・・・・

 探したら、あった。

サトイモをはさんで、赤と青の紫蘇畑

 なるほど、青じその左側は土手。

 いつも夫が刈払機で草刈りをする場所だ。

 なにも、こんなに端っこに植えなくたって、他にもっと良い場所があるんじゃないの?

 

端っこに移植したのには、理由があった。

 ばあちゃんは、朝9時頃、畑に出てきた。

「そこに、しそを移植したんだね。」と私が言うと、

「種を落っことして、来年そこから、ほっきてくるべ。」

  ※ほっきてくる・・・自然に生えてくる

 

 なるほど、端っこに移植したわけがわかった。

  

 畑の中に移植したのでは、来年、「ほっきて」くることはできない。だって、他の作物のために、耕されてしまうのだから。

 

 紫蘇がやがて花をつけ、種ができたら、それを取るのではなく、地面に落ちたままにしておく、そして、来年の春先に、自然に芽が出てきたら、それを畑に移植すれば良い。

 

 ばあちゃん、考えてるな~。

 

ばあちゃんの悩み 

 お昼前のことだった。

畑の中に座り、考え込んでいた

 ばあちゃんが、悩んでいた。

 

 こんなに、青じそがある。どうしよう??? 

 

 今までなら、この青じそは、他の草と一緒に引っこ抜いていたのだが、あの「しそジュース」のおいしさを知ってしまったばあちゃんは、それができなくなっちゃった!

 

 昨日、移植して、紫蘇畑を作ったのに、まだまだこんなにある、、、、

 もういらないだろう、かっぽっちまうか。

  ※かっぽる・・・捨てる

 それとも、また、移植して、新しい紫蘇畑を作るか?

 

ばあちゃんが出した結論は・・・・

 夕方5時頃、畑に行ってみると、、、、

ばあちゃんが、畑の中に畝を作っていました。

新たな紫蘇畑ができました

 こうやって、「次はこれを植えよう」「どこに植えたらいいか。」「次は、これの世話」と、ばあちゃんは、毎日、農業のことを考えています。

 

 そして、そうやって自分で考えることが、かなりの「認知症防止」になっているのだと思います。