たまベジ散歩

茨城の田舎生活 ~農業初心者の体験記録~

福岡県2城めぐり①大野城 後編 

太宰府駅に来た。

 大野城市の方2人に、

百間石垣を、自転車で見に行くなんて、いくら電動アシスト付き自転車でも、難しいのでは。」

 

 というご意見を頂いた。

 

太宰府駅に着いてすぐ、「観光案内所」で、聞いてみた。

 

「あの~、電動アシスト付き自転車で、百間石垣を見に行こうと思っているんですが。」

 

「(゚Д゚) えっ! それは・・・」

 

「あの~、大野城市では、『よくわからないから、太宰府で聞いてみたら?』と言われたんですよ。今まで、そういう人、いなかったですか?」

 

 「あ~、いたような。・・・でも、バッテリーがなくなっちゃって、、、と言ってたんじゃなかったかしら。」

 

  (°°) あっ! そうか。

  バッテリーが無くなるってことがあるのか!

 

 出川哲朗の充電バイクの旅で、よく、バッテリーが無くなって、バイクを押して歩いているよなぁ、ああなったら、やだよなぁ・・・。( ̄。 ̄;)

 

 

太宰府天満宮ボランティアガイドさんにも聞いた

太宰府駅から、すぐ参道。この奥が、太宰府天満宮

 

 太宰府天満宮を1時間で案内してくれる(無料で!)ガイドさんがいます。↓ ↓ ↓

太宰府天満宮ガイドサービスの会 | 福岡観光地検索 | 福岡県観光情報 クロスロードふくおか

 

 私は、1時間コースを予約しており、太宰府天満宮境内を、説明を聞きながら、歩きました。

太宰府天満宮の、ボランティアのガイドさん

 ガイドさんにも聞いてみた。

 

 やはり、反応は同じだった。

 

 そして、もし、レンタサイクルを借りるのであれば、ぜひ見てほしい、というポイントを教えてもらった。

 

太宰府政庁跡

 天満宮からは、離れているが、自転車ならすぐだから、ぜひ、と言われたのが、ここ。↓ ↓ ↓ ↓

大宰府跡 | 日本遺産太宰府 古代日本の「西の都」~東アジアとの交流拠点~

 

ということで、結局、レンタサイクルを借りることに。(*^o^*)

 

 レンタサイクルは、駅で借りられます。

 1日借りて、800円。

 

 「5時までに、戻って来てくださいね」と言われて出発。

 

 

あっという間に、太宰府政庁跡に、着いちゃった。

 

広~い!

 ん?

 後ろの、あの山は?

 

太宰府政庁の後ろにそびえているのが、大野城」の山城。

 (図は、「九州国立博物館」のHPより)

 

せっかく、ここまで来たのだから・・・

 このとき、時刻は、まだ12時30分。

 平地を走ってきたので、バッテリーは満タン。

 

 このまま、自転車を返却しに行ったって、1時には駅に着いてしまうだろう。

 

 私は、こう考えた。

 

 きっと、太宰府側から百間石垣に行くと、勾配がきつく、バッテリーが無くなるのかもしれない。

 

 大野城市から、攻めよう

 山道に入ってから、電動アシストに切り替えれば、石垣まで行けるだろう。

 

 そして、石垣からは、きっと下りだから、アシストを使わなくても、太宰府駅にたどり着けるだろう。

 

自転車で登城

さらに走らせること30分で、水城跡。(日本200名城)

 1日借りて800円の自転車、とても軽い。

 アシストを使わなくても、平地はラクラク走ることができた。

 

 山道に入ってすぐ、大野城市の体育館があった。

 

 道を尋ねたら、この地図をくれた。↓ 

行きは青いルート、帰りは黄色いルートを走った。

 

車道だけど、ほとんど車は通らない。

 だから、まるでサイクリングロード(*^o^*)

 

 時々、ハイキングの人たちが通る。

(車道とは別に林道がある。)

 

 バッテリーがだんだん減ってくる。

 

 80%、・・・・75%,・・・・70%、・・・・・

 

 やっと着いた!

 

これが、百間石垣だ!

 林道によって分断されているが、林道の反対側にも石垣が伸びていて、長さは150m以上あるという。

 

真ん中あたりに、お地蔵さんみたいなのがあった。

 あとで調べてみたら、江戸時代、「石仏三十三カ所」が作られ、これは、22番札所の千手観音なのだそうだ。 

 

 この石垣以外にも大石垣や、土塁、礎石群が、この古代山城の中に点在している。

 すごい山だ。

 

 景色が良い場所で、眺めていると、ハイキングをしている女性二人連れに出会った。

 

「岩屋城に、行かれましたか?」

 その女性達は言った。

 「ここより、ずっと景色が良いですよ、岩屋城址。」

 

 いい情報だ。

 行ってみよう。(^▽^)

 

自転車を駐め、上ってみた。

 

岩屋城本丸跡

 確かに、眺めがいい!

 

九州国立博物館の屋根が見える

 ということは、太宰府天満宮は、あの辺だ。

 

 

さっきi行った太宰府政庁跡が、右下に見える。

 

 こんな掲示があった。

岩屋城は、大野城と、年代が異なる。

 1586年、島津氏との壮絶な戦いの末、ほぼすべての城兵が玉砕したそうだ。

 悲しい歴史もあるんだなぁ。

「嗚呼壮烈」と刻まれているのは、そのことなんだ。

 

サイクリング、来て良かった。

 レンタサイクルは、夕方4時頃返却できた。

 

 きっと、「自転車で石垣を見るなんてムリです」と言ってくれた方達は、私たちを見て、初老の夫婦にはムリ、と心配してくれたんだな。

 

 自転車のバッテリーは、50パーセント残っていました。

 

 きっと、バッテリーが無くなった、っていう人は、平地から電動アシストを使ってたんじゃないかな。

 

 

 来て良かった(^▽^)

 達成感を味わうことができました。

 

 大野城、完結です。

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。<(_ _)>