タケノコの王様 ハチクって?
ハチクをいただいた。
ちゃんと調理してある。
これはうれしい。
「これなに?」
「ハチク(^_^)」
「え?ハチクって、『破竹の勢い』の、ハチク?」
「(うんうんとうなずき)タケノコの王様だ~」とばあちゃん。
へぇ~、そうか。
この煮物は、「シナチク」風。
シナチクよりも、柔らかくて上品な感じ。
うん、王様だけあって、おいしい。
シナチクってのは、アサチク(麻竹)から作るらしい。
王様ってことは、おいしいのはもちろん、「破竹の勢い」ってくらいだから、シューッと、勢いよく伸びていくのかなぁ、ジャックと豆の木みたいに。
調べてみた。
破竹の勢いのハチクではなかった💧
タケノコの王様の「ハチク」は、「淡竹」と書くのだ。
へぇ~。
「破竹の勢い」の意味は、文字通り「割れる竹の勢い」なんだ~!
竹は、節があるから、縦方向にカンタンに割ることはできない。
でも、一節さえ割ってしまうと、その後は縦方向に勢いよく、一気に割れていくので、『破竹の勢い』とは、猛烈な勢いで進むことを表している、ということだ。
「竹を割ったような性格」というのは、竹がまっすぐ割れる感じ、つまり曲がってなくて、裏表がないことを言っていますよね。
最近、タケノコが不作のわけは
そういえば、最近、モウソウチクのタケノコ(一般にスーパーで売ってる竹の子)をもらう機会が減った。
以前は、土つき・皮付きのままいただいて、皮を剥いてアクを抜くのが大変だったのだが。
なぜ、タケノコが減ったか、その理由のひとつが、これだ。
イノシシが、タケノコを掘り起こして食べてしまう。
今の季節、食べ物には困らないのだろう、私が見た3頭、まるまると肥えていた。
車にぶつかったら大変なことになるところだった。
イノシシもグルメになったもんだ。