「いちよん いちよん」のかわりに「タイヒ」?
いつも突然、「今から○○すっから、手伝え」と言われるので、今日は先手をとり、朝ドラが終わったら、こちらからばあちゃんに声をかけた。
昨日のフキ狩りで、疲れて寝てるんじゃないか、と思ったら、裸眼で新聞を読んでいた。 (私は老眼鏡かけないと無理っす。💧)
ばあちゃんは、私がやる気なのを見てうれしそうだ。
「やんのか。・・・今日は、ネギやっぺ。肥料の所から、1414もってきてくんちょ。」
いちよんいちよん?? なんだそりゃー。
とりあえず、肥料の置き場所へ行った。
わからない。
本人を呼んだ。結局、1414というのは、無かった。
「タイヒをもってきてくんちょ」
たいひ? 堆肥? 1414の代わりにするのか?
そもそも、堆肥ってどこにあんの?
ばあちゃんが、畑から指を指す。
「そこだ!」「ビニールの袋にはいってっぺ。」
そもそも、「あれをもってきて」「そこさおいて」など、「あれ」「それ」意味不明の言葉が多い上、私には初めて聞く言葉を平気で使う。
こちらが発する言葉は、耳が遠いので通じないため、コミュニケーションをとるのが非常にやっかいだ。
堆肥は、トンプンのことだった。
チンプンカンプン。
お次は、ミカンの皮!
結局、私は「パシリ」として使われる。
昨日フキの皮むきをした場所に、「ミカンの皮」があるからそれをもってこいと言う。
どこだ?
畝を掘ったら、ミカンの皮を蒔く。
なぜ蒔くのかというと、ネギの病気「赤さび病」にならないように、と言う。
SDGsな予防薬だ。
毎年、ミカンはたくさん食べよう!
「特別なネギ」
まぁ、こんな感じですねぇ。
ミカンの皮、トンプンの上に、株分けしたネギを置き、ネギとネギの間に化成肥料をパラパラと蒔く。
これが完成形になります。
作業を手伝うと、「化成肥料は、根っこに当たらないように蒔け。」とか、「土はそんなにかぶせなくてもいいよ。」とか、いろいろアドバイスをもらうんですが、
「もっと早く言ってくれよ!」って感じです。💧
畑の隅にかっぽられている(捨てられている)ネギがあります。
今日植えたネギは、「捨ててはダメなネギ」「特別なネギ」なんだそうです。
理由を聞いてみると、
なんと、「ネギ坊主のできないネギ」なんだそう。
ネギ坊主ができない、ということは、「株分け」で増えていく、しかも、固くならず、一年中美味しくいただけるネギということです。
これは、永遠に食べられる、お宝のネギです!